ハービー・山口 写真展『1989年東欧 真冬に咲いた花』

ハービー・山口さんの写真展、『1989年東欧 真冬に咲いた花』　に
行って来ました。

場所は中目黒の「CASPER'S Gallery」です。

作品は３０点程で、東欧で撮影の写真でした。
白い空間にMonochromeの写真。
心地よい空気を作り出していました。

奥の小部屋にはハービーさんオリジナルプリント、
写真集もあって、ハービーさんの世界に漂えました。

運転席から伸びた、しわしわの手。
最高の笑顔を投げかける少女達。

”なんで・・・・・・
ハービーさんの撮る写真は、こんなにあたたかいんですか？”

写真にそう問いかける。
その写真の奥の眼差しを見ながら感じた。

そうか。

ハービーさんが　”人”　を愛してるんだ。

人を愛して、人を尊敬してる。
ファインダーを覗く瞳が真直ぐで、
そのまま、相手（被写体）の心に届くんだ。

自分が心を開いてるから、
相手も心を開いてくれる。

私はどお？

今の　”私”。

素直に、自分の心に向き合っているだろうか？
心を開いているだろうか？

いや、向き合ってなかった。
開いてなんかいなかった。
自分の心にも感情にも。

真直ぐに、見つめていなかった。
私の瞳はいつも下を向いていた。

そんな私にあたたかい写真なんて撮れる？
撮れるはずない。

じっくり心地いい空間を漂った後、
Galleryの扉を押した。

目の前は川が通ってる。

なんだろう。
この感覚は・・・

明らかに、Galleryに入った時と、出た後で感情が違う。
心があたたかさで一杯になってる。

川の流れを見ながら思った。

心のままに。

素直な自分で。

心を開いて。

そして、愛そう。

ハービー・山口さん。
ありがとうございます。
すごいです。

写真で人の心を動かす。

私は、助けられました。
暗い道の先に光を射してくれた。

届くはずの無いメッセージ。
でも言わずにはいられないです。

ありがとうございます。

コメント 4

ある人から、「もっと愛を写しなさい」って言われたのを思い出しました。
自分では愛する被写体を撮ってるつもりでも、すぐ忘れてるんだよねー。
by mine (2007-10-15 18:18) 

★　mineさん
素敵な言葉・・・
そんな言葉が出る”ある人”は絶対に魅力的な人でしょうね。
写真って本当に正直で、その時の心が全部
写るんですよね〜
心を開いて欲しいと思う前に
自分の心を開くのが本当ですね。
by olive (2007-10-16 19:14) 

ブログ拝読しましたよ。とても暖かな御感想ありがとうございました。とても励まされました。ギャラリーには家から徒歩５分なので頻繁に通っていたんですげどお会い出来ませんでしたね。次回は是非お会いしましょう。
by ハービー・山口 (2007-10-19 23:36) 

★　ハービー・山口さん
こんにちは。
ビックリしすぎて・・・
実はこの感想を書いた後、やっぱりどうしても
この感動をハービーさんに伝えたい！と思いまして、
BBSに思い切って書き込みしました。
はい。ekoです。
アドレスを書いてないのになんで！？ってビックリしました。
白状しますと、次のエントリーの「special day」は
ハービーさんのBBSに書き込んだ後のお返事に感動して
書いたものです。
お返事を頂けたのも嬉しかったのですが内容にすごく
心が動かされたのです。
そして今日、このお言葉を頂いてまた実感しました。
ハービーさんは本当に同じ場所にいるかたなんだな〜と。
だからこそ、あの視線の写真を撮るんだな〜と。
ありがとうございました。
次回、会える事を夢みています。

は〜！！嬉しいッ！！あったかい空気満タンですッ！
ありがとうございました。
by olive (2007-10-20 09:36)